FAPコーティング
あなたも健康的な白い歯にしませんか?
虫歯予防と白い歯に!

FAPホワイトニング法
歯の表面に積もった有機物を分解することにより、歯のエナメル質表面をむき出しにします。この表面には細かい凹凸があり、この凹凸に光があたり光の乱反射が歯を白く見せているのです。
しかし、せっかく白くなってもFAPホワイトニング法以外の現在使用されているすべての漂白薬では色素細胞や食べ物の色素が付着し、漂白後の色の後戻りが早くおこってきます。また、むきだしのエナメル質の凹凸部は直接酸や糖にさらされることになりますので、虫歯になりやすい環境になってしまいます。
FAPホワイトニング法はエナメル質の凹凸部に強化カルシウム(フッ化アパタイト)を吸着させることにより
色の後戻りを抑えます。歯質強化できるため虫歯予防も期待できます。2000倍SEM像を見てもお解かり頂けることでしょう。

SEM像

- (a)FAPホワイトニング法による漂白エナメル質(2000×)
- (b)通常のエナメル質(2000×)
- (c)一般の漂白薬による漂白後のエナメル質(2000×)
- (d)通常のエナメル質(12000×)
- (e)フッ化アパタイトがついているエナメル質(12000×)
FAPホワイトニングと一般の漂白法との違い

- 歯のエナメル質の表面にはぺリクルの層とプラークの層があります。どちらの漂白法もまず、これらの有機質を分解、除去してエナメル質を凹凸(スリガラス効果)にします。
- 一般の漂白法はこれで終了なので、ふたたび ぺリクルの層とプラークの層が付着して終わりです。これだと歯の表面自体は変わらず、かえってエナメル質を凹凸にするので、エナメル質がもろくなり、後戻りや虫歯になるリスクがたかくなります。
- FAPホワイトニングでは、エナメル質の表面(凹凸の部分)にフッ化アパタイトを 吸着させ、その上にぺリクルの層とプラークの層が付着します。このフッ化アパタイトは、歯や骨といった人体の硬組織に非常に似た成分なので、漂白効果の後戻りを防いだり、歯質を強化して虫歯になりにくい歯を作ります。
治療方法

歯ぐきを保護するワックス状のお薬


漂白する歯の周りにワックスを塗り、歯ぐきを保護する。


歯の表面にペーストを塗る


歯ぐきを保護するワックス状のお薬


15分後ふき取り水洗いをする。

- ワックスを取り除いて終了です。
漂白の相談を受けられた方へ
歯の表面に漂白薬を作用させて白くする方法は、歯に対するダメージが最も少ない方法
として、現在注目されております。
当院で行っているFAPホワイトニングは、エナメル質表面の汚れを分解除去して強化カルシウム(フッ化アパタイト)を吸着させる方法です。一般的漂白法と比べて、表面が滑らかに白くなるため効果は長期間維持でき、フッ素により歯質強化されて虫歯予防効果も期待できます。
現在のご自身の歯よりは白くなることは約束できますが「どの程度白くなりますか?」という質問に関しては、個人差もあり治療後の白さを明示できないのが現状です。特に変色の濃い歯や、表面に縞模様のある歯、エナメル質形成不全で表面がデコボコしている歯の方は、きれいな白い歯にはなりにくい状況です。また、エナメル質の白濁はとれません。そのため、滑らかに白く輝く白い歯を求めている方は、人工歯による改善を行ったほうがより美しい歯になる場合もあります。けれども天然歯に勝る人工歯はありませんので、できる限りご自身の歯を白く輝かせ一生自分の歯で人生を支えていただきたいと考えております。
そのためには納得ゆくまでカウンセリングを受けられ、充分理解いただいた上で漂白治療をお受けいただきたいと存じます。
Q&A
時間や期間はどれくらいかかりますか?
薬を塗るのは15分間を2回です。1週間に1回のペースで来院して頂き、これを5から10回行います。(状況によって変わります)
歯に悪くないですか?
漂白後は、歯の上にのせてある薬をふきとるので体内に流れる心配はありません。万が一体内に入っても、基本的にカルシウムですので自然に体外に排出されるので心配はいりません。
身体に悪影響はありますか?
薬を塗るのは15分間を2回です。1週間に1回のペースで来院して頂き、これを5から10回行います。(状況によって変わります)
あともどりはありますか?
漂白効果がなくなり、もとの色に戻ることはありません。しかし、茶渋などで汚れて色が悪くなることはあります。
メンテナンスはどうすればいいですか?
歯が汚れてくるのでクリーニングやホワイトニングで汚れを落とす必要があります。歯は皮膚と同じで年とともにツヤも減りくすんできます。ですから今、白くても安心せずに定期的なお手入れをしてください。
痛みはありませんか?
(1)虫歯になっている場合はしみることのあります。
(2)歯の先が磨り減っている場合は、ズキズキすることがあります。
(3)下の前歯はエナメル質が薄いため鈍痛が発生することがあります。
※場合により鎮痛剤を処方する場合もあります。