
12cm×7cmという撮影範囲の大きさは魅力的である。

超軽量小型ユニットなので従来のレントゲン室の改造が不要である。
1.コンパクトサイズ
奥行き160cm×幅150cmという撮影室があればPreVistaの設置が可能でまた総重量も300kg位なので従来のパノラマ撮影機が収まっているX線撮影室であればそのまま設置可能である。即ち従来のパノラマ撮影機を撤去すると同時にPreVistaの設置、撮影が可能となる。
2.コンポーネントタイプ
PreVista1機あればThree in one(3 in 1 units)ということでCT、Panorama & Cephaloの撮影が可能である。本体にCTセンサーが組み込まれているので故障する可能性は低いと思われる。他社のコンポーネントタイプはCTのセンサーを着脱式にしているために故障などの異常が起こる可能性が大きいと思われる。但し、Cephaloを組み込む場合は従来通りの撮影室の大きさが必要になる。(セファロ付きはPreVista SC)
3.被爆量が少ない
コーンビームタイプでデジタル方式なので被爆量はアナログのPanoramaとほとんど変わらないといわれている。また、医科用のファンビームタイプのCTの1/50の被爆量とも言われている。この装置で撮影した場合、被爆量が少なく人体にもあまり差し支えない。加えて、この被爆量であるので保健所許可を受けているのであれば歯科X線撮影室の被爆防止のための鉛の張り替えの必要がない。
4.撮影時間と再構成時間が短い
患者のポジショニングはField of view(12×7cmもしくは8×5cm)が十分なので非常に簡単に短時間でできる。撮影時間は撮影条件により多少の時間差はあるが、約15秒である。従来のPanoramaの撮影時間位であるので被写体の動きも減少できるので画像の再現度も高くなる。再構成時間も約3分でそれ以降直ぐに三次元画像の診断と説明が可能となる。また3DRenderingである立体画像により、より理解度を高めることができる。
5.画像の再現度が高い
フラットパネルディレクターの採用により撮影された情報をデジタル信号で受けてそのまま再構成して画像化するので歪んだり拡大や縮小が起こりにくく再現度がかなり高くなる。また、Dicom形式でデータ保存されるので他の医療情報システムに通信や転送が可能になる。
6.3Dインプラントシミュレーションが可能
自社内においてSoft wareとHard wareを共同開発しているのでユーザーの立場や意見を考慮しながら迅速な改良やVersion upをすることが可能である。神経や動脈(特に下顎管)の図示やインプラントを模擬植立して下顎管上縁や上顎洞底までの距離や頬舌的な位置関係等を術前の3Dインプラントシミュレーションにより具現化することが可能であり、理解しやすくなる(オプション)